横浜26坪ハウス

横浜に暮らす共働き夫婦が子育てをしつつ建築家と家を建てるブログ。2018年3月竣工目標。実施設計中

2階リビングを良しとした背景

私たちは2階建て賃貸アパートの2階に暮らしています。部屋数は各階に1つのみ。隣の部屋はありません。

結婚してからずっとこのアパートに暮らしているため、ここでの快・不快が家づくりに大きな影響を与えています。もしもアパートの1階に暮らしていたら、2階リビングを良しとはしなかったかもしれません。

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少しこのアパートの話をします。

隣の部屋がなく窓が多いので、日当たりと風通しは良好です。しかしながら、窓はすべてアルミサッシのシングルガラスで、ジャロジータイプが多く使われているため、断熱性・気密性に難があり、夏暑く、冬寒いという点が不快でした。

これらを緩和するために、普段使っていない和室以外のほとんどの窓に、夫がポリカーボネートの自作内窓を取り付けました。入居1年後の冬の話です。

このポリカ内窓はアパートの快適性を改善してくれました。具体的には下記。

  1.  断熱性・気密性の改善
  2. 遮音性の改善
  3. 外部からの視線のカット

リビングは人通りの少ない道路に面しています。2階なので直接的な視線を感じることはないものの、道行く人が見上げれば部屋の中が見えなくはないので、日中はレースのカーテンが必要です。が、ポリカ内窓導入により、このレースのカーテンは不要になりました。景色のボケ具合がちょうど良いのです。(型ガラスよりも若干クリアな視界です)

また、冬の夜も厚手のカーテンが必要なほどは寒くならないので、遮光が求められる寝室以外は、自然とカーテンを閉じなくなりました。夜、カーテンをあけるとガラスに写り込んだ自分の姿が気になりますが、ポリカ内窓があればその点も解消されます。

そのようにして私たちはカーテンレス2階リビング生活に馴染んでいきました。

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結果的に私たちは「メインの居場所が2階にあることの気持ちよさ」を優先しましたが、定年後もう一度家づくりが出来るなら、小さな平屋にしたいと思います。

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