2階リビングを良しとした背景
私たちは2階建て賃貸アパートの2階に暮らしています。部屋数は各階に1つのみ。隣の部屋はありません。
結婚してからずっとこのアパートに暮らしているため、ここでの快・不快が家づくりに大きな影響を与えています。もしもアパートの1階に暮らしていたら、2階リビングを良しとはしなかったかもしれません。
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少しこのアパートの話をします。
隣の部屋がなく窓が多いので、日当たりと風通しは良好です。しかしながら、窓はすべてアルミサッシのシングルガラスで、ジャロジータイプが多く使われているため、断熱性・気密性に難があり、夏暑く、冬寒いという点が不快でした。
これらを緩和するために、普段使っていない和室以外のほとんどの窓に、夫がポリカーボネートの自作内窓を取り付けました。入居1年後の冬の話です。
このポリカ内窓はアパートの快適性を改善してくれました。具体的には下記。
- 断熱性・気密性の改善
- 遮音性の改善
- 外部からの視線のカット
リビングは人通りの少ない道路に面しています。2階なので直接的な視線を感じることはないものの、道行く人が見上げれば部屋の中が見えなくはないので、日中はレースのカーテンが必要です。が、ポリカ内窓導入により、このレースのカーテンは不要になりました。景色のボケ具合がちょうど良いのです。(型ガラスよりも若干クリアな視界です)
また、冬の夜も厚手のカーテンが必要なほどは寒くならないので、遮光が求められる寝室以外は、自然とカーテンを閉じなくなりました。夜、カーテンをあけるとガラスに写り込んだ自分の姿が気になりますが、ポリカ内窓があればその点も解消されます。
そのようにして私たちはカーテンレス2階リビング生活に馴染んでいきました。
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結果的に私たちは「メインの居場所が2階にあることの気持ちよさ」を優先しましたが、定年後もう一度家づくりが出来るなら、小さな平屋にしたいと思います。